4〜5年前 幼稚園で芋ほり遠足に行ったときの事。

近くの芋畑に 子どもたちを連れて行った。

子どもたちは 一応スコップを持参していたが、土が固かったので、私達が ある程度掘り起こしてあげないといけない状態だった。



ふと見ると、うちの園長が 張り切って鍬を持ち、土を耕している!!!!!

お〜っと 大変!!!!!

園長にそんなことは させられない!!!!!

私:「園長先生、代わります!!!!!」

園長:「いいのよ、どうせ若い人には 無理だからね〜。先生は子ども見ててください。」

私:「いや、でも〜 代わりますから・・・」

ちょっと 食い下がってみた。

園長:「いいって いってるでしょ!!!!!」

声のトーンが 変わったので これ以上言っても無駄だと思い、子どものところへいった。

芋ほりは 順調にすすみ、最後には掘った芋を 焼いて 食べた。

子どもたちも 楽しく過ごし ゴキゲン☆

私達 職員も 園長に怒られる事なく 芋ほりが終了して ゴキゲン☆







さて、その日の 放課後・・・・・・・・・・・。

みんなで 休憩している時のこと。

園長:「あ〜 腕が痛いわ〜。久しぶりに畑仕事したからね〜。」

主任:「園長先生 お疲れ様でした〜。」
   「子どもたちも とても 喜んでましたね〜。」

と〜っても 和やかな雰囲気・・・。







と 思ったら 約1名 と〜っても 不機嫌な人 発見!!!!!


そうです、副園長・・・。

嫌な予感・・・。

園長:「さ、今日は疲れたから お先に〜。」

園長がいつもより 早く帰った。







園長が帰り、各クラスに散らばっていた先生たちが 職員室に呼ばれた。

来た・来た・来た・来た・来ましたよ〜!!!!!!!!


いつものように こわ〜い形相をした 副園長が座ってる。

みんな 揃った・・・。



副園長:「今日 芋ほりに行った先生、手を挙げてください。」

この日 芋ほりに行ったのは、私と 主任と 1コ上のY先生 それと 1年目のO先生。

副園長:「先生たち いくつですかね〜?」



はは〜ん 何で副園長が怒ってるか だいたい分かってきたぞ〜


私達は口をつぐんだ・・・。

副園長:「園長は80近いんですよ!!!!!!」
    「どうして 鍬なんか 持たせるんですか!!!!!」
    

園長と副園長は 親子・・・。

副園長の言葉を聞いてると、「どうして うちの母親にキツイ仕事をさせるんですか?」と 言っているように聞こえる・・・。

自分の母親は 園長なのに 先生たちは ないがしろにしてる!!!もっと大切に接してやんなさい・・・。とでも 言いたいのだろう。




え〜っと、あのですね〜、あなたのお母様が ご自分で すすんで畑仕事されたんですよ〜。

もちろん 代わりますって言ったんですけど、あなたの お母様、とても張り切っていらっしゃいまして〜。

何度も代わりますって言っても、他の先生が言っても、「いいです、しなくていいです」の 一点張りだったんですよ〜。



こ〜んなこと 言っても 副園長の怒りが 治まるわけもなく、口ごたえするということは 火に油を注ぐようなものなので、黙って・うつむいて・反省しているような、すまなさそうな振りをした。

副園長は まだグダグダ言っている・・・。

その怒りが 1年目の一番気の弱いS先生へ!!!!!(しかも、芋ほりに行ってないのに!!!)

副園長:「ねえ、S先生!園長は先生の おばあちゃんくらいの年ですよね〜。」

    「先生は 自分のおばあちゃんに 鍬なんか もたせきりますか!?!?!?」


副園長は 怒りのあまりに、「もたせきりますか?」なんて 変な日本語が出た。

私は 副園長のそれぐらいのヒステリックなんて、もう慣れっこだったので 思わず吹き出しそうになったのだが、S先生は違った。

怖くて・怖くて しょうがないというくらい ひきつった顔をしている・・・。

そして そのS先生の 答え!!!!!

副園長:「もたせきりますか!?!?!?!?」(しつこい)

S先生:「もたせきりません!!!!!!!!!」(声 裏返り)




S先生・・・あまりの恐怖に 変な日本語。

笑いたいのを 必死でこらえた。(ごめんね、S先生)

副園長 変な日本語で 怒るのは 勘弁してくださいね〜。

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