さて、やっとこさ乗った 飛行機。

乗ったはいいが なかなか離陸しない。

窓から見える 外の風景・・・
沖縄の夜の飛行場なんて みたことなかったなぁ と思ったりもした。



いよいよ離陸。







かなり 上空に来ているはずなのに ものすんごい揺れ!

いつもは飛行機内で 爆睡している私だが、さすがに寝れなかった。

ぐ〜んと上昇しては ほにゃっと落ちる・・・
これの繰り返しで 私は気分が悪くなりそうだった。

こんな中でも 機内の飲み物サービスがあって 私はお茶を頼んだ。
スチュワーデスさんたちは こんな時でも いっつも笑顔で、すごいなぁ〜と 尊敬。

私の近くにいた おばちゃん、ビール頼んでた。
こんなに揺れる中で よく飲めるもんだと ある意味尊敬。






そんな時 ポ〜ンという音とともに 男の人の声が・・・・・

「本日のご搭乗 まことにありがとうございます。この飛行機を操縦している機長の○○です」

と ななななな〜んと 機長さんのアナウンスが流れ始めたんですわっ!!!!!!!!!!!!!!!!!

今までで6回くらい 沖縄に行った。
でもね、1回も機長さんの アナウンスなんてなかった。
いつも スチュワーデスさんの アナウンスしか聞いたことなかった。


なもんで、



うわぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この飛行機 墜落するんだ!!!!!!!!!!!!!
あぁぁぁぁ、私の最期を見るのは この隣に座っている 見ず知らずのおじちゃんなんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!
痛いのは いやだ!!!
怖いよ〜!!!!!!








「ただ今 種子島上空を飛んでいます」

水面着水するの!?

ちょっと 緊急時のしおりに 手を伸ばしかけた。

「台風の影響で 飛行中かなり揺れますので ご着席の際には シートベルトを・・・・・なんたらかんたら・・・」



はぁ〜よかった。
墜落するんじゃないのね。
よかったよかった!!!

しかし ほんとに揺れがすごい!!!
途中で スチュワーデスさんたちも「機長の指示」とやらで席に座っていた。
こんな飛行 初めてですの・・・・・・・・。

めっちゃめっちゃ怖かったよ〜
私は 飛行機が飛んでる間中 両手を組んで 亡くなったおじいちゃんに「お願いだから 無事福岡に着くよう 守ってね。じいちゃん 頼むから 守ってね!」と 祈った。




怖い・怖いと 思っているうちに 着陸態勢に入ったというアナウンスが・・・。
そんな時 先ほどビールを頼んでいたおばちゃんが手を挙げている。
どうやら ビールと飛行機の揺れに酔ったらしく 青白いような赤いような ビミョーな顔色をし フラフラしながらトイレに行っていた。
普通は着陸態勢に入ったら トイレ行けないのにね〜
おばちゃん ビールなんて飲むからよ〜





着陸態勢に入ってから 揺れはさらに大きくなり・・・・・・・
私は またおじいちゃんにお願いした。







はぁ〜。
無事 着陸。じいちゃん ありがとう☆







福岡に無事着いた事を 自宅・友達・ホテル・旅行会社の人に電話して 伝える。

荷物を持って 福岡空港から地下鉄へ。

三線背負って 両肩には斜め掛けで荷物 そして両手には三越で買った タルトと泡盛。

まるで ちんどんやみたいな格好だったが どうする事も出来ず(笑)

休み 休みしながら地下鉄に乗る。

私の後から 男性が2人。
1人は泣いている。

彼女と離れて 淋しいのかな・・・


発車した。一駅目 過ぎた。
まだ しくしく泣いてる。

博多駅に着いた。
ま〜だ しくしく泣いてる。

博多駅でもうひとりの人と 別れたが
その後も 1人でしくしく泣いてた。

悲しいかな私は この人の後をず〜っと歩いていた。
その間も ず〜っとしくしく泣いてた。







いい加減 泣き止みなさい?
幼稚園の子どもでも そんなに長い時間泣きませんよ?




と ちょっとイライラしたが
その人は とっても悲しい 淋しい ツライことがあったかもしれないと 思った。


博多駅に着き ホームでも 泣いていた彼。







そんなことは いいのよ。
福岡はかなりの風!!!!!
JRも遅れていた。

ちょうど来ていた 特急列車に乗り、無事 我が家がある街に到着!

弟と妹が 迎えに来てくれていた。
お母さんが 車に乗って出かけているということで、3人で荷物を分担して持ち の〜んびり家まで歩きました。









これで 私の初ひとり旅は 終わりました。

エイサー見れなかったけど、沖縄の人の優しさに 触れることができました。
いいお店も たくさんみつけました。
お友達も出来ました。
沖縄の台風も経験しました。
飛行機が欠航になった時 どうしたらいいかを学びました。
こんど行きたい場所も見つけました。



初 ひとり旅、と〜っても濃い内容だったと思います。
思い出に残る旅になったと思います。


         〜おわり

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